フリー・気まま・快適な車中泊で旅を100倍楽しむ方法!

車中泊の天敵は、光と音と虫!しっかり対策しよう!

車中泊の魅力は、宿泊費がかからず、経済的で気ままに、移動も自由に行けるところです。寝床さえ快適ならこれほど素敵な旅もないでしょう。特に、バカンスの季節、軽装備で行ける夏の車中泊は、一年の中でも最もワクワク感で満たされます。問題は、暑さと虫対策ですね。就寝時の光対策も四季を通じてありますが。

暑さについては、車を留める場所が山間部や高原地帯ですと涼しいので窓を開ける必要もなく、したがって虫対策もそう問題にはなりません。問題は、平野部で車中泊を行う場合で、経済性を重視しているので、エンジンは動かしません。だから、暑さしのぎに窓を開ける場合が問題なのです。

暑さと虫に対する対策は、なかなかやっかいです。この二つはペアで対策を打たねばならないからです。暑さ対策としては、窓を開けて、その窓には網を張ります。カーショップで売っている窓用の網は、高価だしサイズが必ずしも合っていないので、ホームセンターで売っている家庭用網戸の補修用網を買ってきて、車の窓に合わせ、切って使います。やり方は、窓の大きさに合わせて新聞紙でまず型紙を作り、網と重ねて周囲をハサミで切り取ります。カット面の縁をミシンで留め縫いして、出来上がりです。簡単でしょう!車体は鉄でできているので、網の車体への固定は棒状の磁石で行います。この時、車体と網の接着部分に隙間が出来ない様にするのが、ポイントです。そうしないと、隙間からやぶ蚊が車中内へブーンという事態になりかねません。

窓を開けて寝ることから、安全性の高い場所、例えば警察署、交番あるいは駐在所の近くがいいのですが、そう都合良くはいきませんが、せめて車中泊を受け入れている道の駅などがいいですね。道の駅は、トイレ、洗面所そして休憩スペースなどを整備していますから、なにかと便利です。

安全性と安眠の妨げという相反する側面を持つ街灯について、夜早いうちは明々と照っていても深夜になると消灯するところは、まあ良いのですが、深夜から朝方にかけても、明々と照っている場所に留めた場合は、とても安眠するのは難しいですね。このような場合は、カーテンで対応します。

カーテンは車用として、カーショップで売っているのは、高価なので手作りします。車内の手すりや小さな突起物を利用してカーテンレール代わりの丈夫な紐をフロント以外の3辺へ張ります。カーテンをホームセンターなどで買ってきて取り付けます。裾が長すぎる場合は切ってほつれないようにミシンがけします。素材は遮光カーテンがベストです。フロント部分は太陽光よけのシェードを取り付けます。これで、OKですね。

このカーテン設置の効果は大きく、街灯や照明の近くに車を留めて安全を確保し、設置したカーテンを引くことで、明るすぎて眠れないといったことの防止につながります。もちろん、昼間はカーテンを開けてバンドで隅に束ねておくことで、走行中の邪魔になりませんし、疲れたから車をパーキングに留めて、昼寝をする時は遮光カーテンが活躍します。