旅に出る方法はいろいろ、決まったコースを回るガチガチのツアー旅行、お決まりのツアーとフリータイムをミックスした折衷旅行、これらの足は電車だったり、バスだったりして、見知らぬ人々の中に交じって行くのですから、なにかと気を使います。一方、車中泊は、自由気ままで、ガチガチに決まった団体旅行コースを旅する訳ではないので、他人に気兼ねすることなく、自由な気分で旅ができます。しかも、車内は密閉空間、一人の時間や夫婦二人の時間など、普段経験しないリラックスした時間の使い方ができます。

車中泊の魅力は、何と言っても気ままな旅が自由にできるということ、時間の制約がなくてフリーな時間を100%手に入れることができるということだね。それにもう一つ、準備段階から楽しいことがいっぱいあるんだね。それは、車内を車中泊がし易いように、改良すること。改良といっても改造車を造ることではないんだね。寝床を快適にしたり、夏場や冬場の車中温度の対策を行ったりすることなんですね。

快適な車中環境を整えるために、まず行うことは、寝床の整備だね。ポイントはフラットにすること。座席シートを畳んでも車は完全にフラットな状態になることは難しい。でも日曜大工のようにホームセンターへ出向いていって、材料を仕入れることは簡単にできるんだ。時には、東急ハンズなんかへ行って、オシャレで使えそうなアイデアグッズなどを仕入れることなど、出向くことそのものが楽しみであったりするんだね。

寝床をフラットにするには、固めのフラットシートを買って来て、車内のサイズに合わせるためにカットすることが一番手っ取り早いんだ。車はフラットになればもうしめたものだね、そのまま寝袋で眠ることもできるし、布団を敷いたり、小さなマットレスを敷いたり、いろいろと工夫できるんだね。もちろん、座席を畳んだ状態でほぼフラットになるなら、シートを全体に掛ける程度で、寝床に早変わりなんてことも可能だしね。

夏場の暑さ対策は、まずは山や高原の標高が高いところに留めるのが、手っ取り早いんだ。このようなところは、夜になるとかなり冷え込むことがあるので、むしろ毛布が必要になったりしてしまう。標高が高くないところでは、暑さ対策が必要だね。必然的に窓を開けることになるけれど、蚊の侵入に対して、車の窓枠に網を張ることがポイントだね。ホームセンターから、家庭用網戸を補修するための網を買ってきて、窓枠サイズに合わせてカットし、縁のほつれた部分はミシンで縫いこんでおく。窓枠への固定はこれもホームセンターなどで購入した棒状の磁石で隙間なく固定する。これは、車体が鉄板でできていることで可能なんだね。

冬場の寒さ対策は、基本は厚く着込むことなんだ。下着の上にはヒートテック、その上にスキー用や登山用の上着など、足先が冷えるとどうしようもないので、これもスキーや登山用の靴下を着用、さらに湯たんぽがあれば万全だね。

とまあ異常は車内環境の整備だけど、時間を気にしなくて、気が向いたように行動ができる旅とキャンプを同時に行うような感覚が車中泊の魅力でもあるんだね。コースの設定もまずは緩く大まかに設定しておいて、旅先で微調整なんてことも楽しいんだ。